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ゆずの春の歌
春というと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。
入学式や卒業式、旅立ち、恋や別れ、あるいは桜や暖かな春の風かもしれません。
昔から和歌として桜がよく詠まれてきましたし、今でも日本の音楽シーンに桜ソングは欠かせません。
今回は、ゆずの古い曲を中心に、おすすめの春の歌を紹介したいと思います。
ゆずの古い曲のなかでは桜が歌われるものより、春の風をモチーフにした歌のほうが多いようです。
①『春三』 アルバム『ゆずマン』収録
『春三』 作詞作曲 岩沢厚治
アルバム『ゆずマン(1998年)』収録
ゆずの春の歌として、初期のアルバム『ゆずマン』収録の『春三』を挙げるひともいるかもしれません。
優しいアコギの音色と、軽快でアップテンポな曲調が印象的な昼下がりの歌です。ちなみに、『春三』の読み方は「はるぞう」です。
②『春風』 アルバム『ゆずイロハ』『WONDERFUL WORLD』収録
『春風』 作詞作曲 岩沢厚治
アルバム『WONDERFUL WORLD(2008年)』収録
ゆずの『春風』は、シングル曲として発売されたのはデビューから10年近く経った2007年ですが、曲自体が制作されたのは、デビュー前の路上時代に遡ります。
ゆったりとした優しいバラード曲で、別れた恋人の面影を春の風のなかで思い出す失恋ソングです。
③『待ちぼうけ』 シングル『友達の唄』のカップリング
『待ちぼうけ』 作詞作曲 岩沢厚治
シングル『友達の唄(1999年)』のカップリング
シングル『友達の唄』に収録されているカップリング曲『待ちぼうけ』。1999年に発表され、アルバムは未収録。
アコギとタンバリンで明るめの曲調なのですが、どこか春の日差しのなかの不安や悲しみが漂ってくる曲でもあります。
④『サヨナラバス』 アルバム『ゆずえん』収録
『サヨナラバス』 作詞作曲 北川悠仁
アルバム『ゆずえん(1999年)』収録
シングルとして1999年に発表され、同年発売のアルバム『ゆずえん』にも収録されている『サヨナラバス』は、ゆずの代表曲の一つでもあります。
直接春を表現する言葉は歌詞には書かれていませんが、描かれる切ない旅立ちと別れの情景や、優しく軽やかな曲調から、春が連想されます。
⑤『スミレ』 アルバム『すみれ』収録
『スミレ』 作詞作曲 北川悠仁
アルバム『すみれ(2003年)』収録
シングル曲で、アルバム『すみれ』にも収録されている『スミレ』。柔らかな曲調にのせて希望が歌われる春の曲です。
2003年のライブで披露された際には、会場ですみれの花の香りが漂う演出もあったそうです。
番外編『春一番(キャンディーズのカバー)』
動画 : 伊藤園「お~いお茶」新TV-CM『新鮮、春一番』篇
もう一つ、ゆずの春の歌の番外編として、キャンディーズの代表曲『春一番』のカバーソングがあります。
路上時代からの持ち歌で、2018年から有村架純さん出演の「お〜いお茶」のCMでも使用されています。
ゆずは以前、東京ドームのライブで、この『春一番』を熱唱。その様子は、ゆずのライブアルバム『歌時記 〜ふたりのビッグ(エッグ)ショー篇〜』に収録され、とても格好いいアレンジとなっています。