目次
- 1 クリープハイプの失恋ソング
- 1.1 ①『愛の標識』 アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
- 1.2 ②『手と手』 アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
- 1.3 ③『チロルとポルノ』 アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
- 1.4 ④『ラブホテル』 アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
- 1.5 ⑤『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』 アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
- 1.6 ⑥『憂、燦々』 アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
- 1.7 ⑦『百八円の恋』 アルバム『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう(2014年)』収録
- 1.8 ⑧『栞』 アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に(2018年)』収録
- 1.9 ⑨『禁煙』 アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に(2018年)』収録
クリープハイプの失恋ソング
長年付き合っていた彼氏や彼女に突然の別れ話を告げられたり、ずっと片想いだったひとに告白したら振られたり、失恋の形というのは人それぞれです。
失恋すると、寂しさや孤独感、耐え難い空虚感に襲われ、それこそ、もういいや、死にたい、と思うこともあるほど。
そして、失恋の苦しみのときに、背中をさすって泣くことを優しく手伝ってくれたり、悔しさをバネにもう少し頑張ろうと支えてくれるのが、映画や詩であり、音楽だと思います。
そこで今回紹介するのは、クリープハイプが歌う恋愛ソングのうち、失恋ソングです。
クリープハイプは、ボーカルとギター担当の尾崎世界観さんの切実な声や歌詞が魅力のロックバンドで、2001年にバンドが結成されます。
尾崎さん以外はメンバーチェンジを繰り返しながら、クリープハイプは、2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。
以降、クリープハイプは数多くの心に響く曲を生み出しています。
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①『愛の標識』 アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
『愛の標識』 作詞作曲 尾崎世界観
アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』に収録されている『愛の標識』。
歌は、アルバム名にもなっている「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ 信じていたのに嘘だったんだ」で始まる、男性視点の失恋ソングです。
別れのあとの混乱した感情が吐き出される切実な曲です。
②『手と手』 アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
『手と手』 作詞作曲 尾崎世界観
アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
クリープハイプの『手と手』は、インディーズ時代の楽曲で、メジャーデビューアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』で再録。
アップテンポで明るい曲調ですが、歌詞には、「大切なものをなくしたよ 今になって気づいたのが遅かった なんてよくある話で笑っちゃうよな」の一節があり、きみが去ってしまったあとの後悔を綴っているのかもしれません。
③『チロルとポルノ』 アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
『チロルとポルノ』 作詞作曲 尾崎世界観
アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ(2012年)』収録
アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』収録の『チロルとポルノ』。
クリープハイプのベースの長谷川カオナシさんが一番好きな曲だそうです。
この曲は、女性側視点で、もしかしたら失恋ソングではないかもしれませんが、恋人との距離を感じさせる切ない恋愛ソングです。
④『ラブホテル』 アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
『ラブホテル』 作詞作曲 尾崎世界観
アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』に収録されている『ラブホテル』。
ラブホテルというストレートなタイトルに、歌詞の冒頭の「夏のせい」というのが印象に残るクリープハイプらしいアップテンポで切ない恋愛ソングです。
女性目線の失恋ソングで、流れのなかでラブホテルに誘われ、肉体関係を持ってしまった女性が、「夏のせい」と自分自身に言い聞かせます。
一夏の遊びと思っていた彼と、本気で好きになってしまった女性。「冬になってしまったら、誰が温めてくれるんだよ」と歌われます。
⑤『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』 アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』 作詞作曲 尾崎世界観
アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
メジャーの最初のシングルで、アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』に収録されている『おやすみ、さよなら歌姫』。
歌は、アップテンポな曲調と切ない声で、「さよなら歌姫 最後の曲だね 君の歌が本当に好きだ」と始まります。
この恋愛ソングは、色々な解釈があると思いますが、歌姫というのは昔付き合っていた恋人で、彼女との日々を歌に喩えているのかもしれません。
歌っているときも、ほんとうは泣いていた。泣き声だった。そのことに気づけなかった。そんな恋愛の後悔の歌でもあるのかもしれません。
⑥『憂、燦々』 アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
『憂、燦々』 作詞 尾崎世界観、小野健 作曲 尾崎世界観
アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛(2013年)』収録
クリープハイプのメジャー3枚目のシングルで、アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』収録の『憂、燦々』。読み方は、「ゆう、さんさん」です。
この曲は、別れてしまったあと、というより、別れそうな空気の漂っているときの恋愛ソングなのかもしれません。
もともと資生堂のタイアップ曲としてオファーが先にあり、歌詞に「you」を4回、「sun」を二回入れて12秒に収まるサビをつくってほしいという要望を、尾崎世界観さんが見事に昇華し、「憂」と「燦々」にします。
作詞に入っている小野健さんというのは、資生堂のクリエイティブディレクターの方です。
⑦『百八円の恋』 アルバム『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう(2014年)』収録
『百八円の恋』 作詞作曲 尾崎世界観
アルバム『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう(2014年)』収録
クリープハイプの2014年発表のアルバム『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』収録の『百八円の恋』。
安藤サクラさん主演の映画『百円の恋』の主題歌で、このタイトルは主人公が百円ショップに勤めていることに由来します。
百八円の八円というのは、百円にかかる消費税のことで、歌詞にも「百円の恋に八円の愛」というフレーズが出てきます。
必ずしも失恋ソングとは言えないかもしれませんが、「痛い」と「居たい」が繰り返し歌われ、ラブソングとも応援ソングとも解釈できる激しくも切実な曲です。
武正晴監督 足立紳脚本『百円の恋』 予告編
⑧『栞』 アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に(2018年)』収録
『栞』 作詞作曲 尾崎世界観
アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に(2018年)』収録
クリープハイプ5枚目のアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』収録の『栞』。
この曲は、『FM802×TSUTAYA ACCESS』のキャンペーンソングでもあります。
物語にはさむ栞。桜散る春の別れの曲です。MVでは、『栞』を演奏した際のライブ映像が流れ、桜の散る歌詞に合わせ、紙吹雪が舞う演出がされています。
⑨『禁煙』 アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に(2018年)』収録
『禁煙』 作詞作曲 尾崎世界観
アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に(2018年)』収録
アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』収録の失恋ソング『禁煙』。
煙草を吸っている恋人の思い出が、煙の比喩とともに表現される冒頭の歌詞。「くしゃくしゃの笑い顔がすぐに 吐く煙で消える」。
思い出しても消えてゆく、別れのあとの悲しみが歌われた恋愛ソングです。
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以上、クリープハイプの失恋ソングでした。