インストゥルメンタル

インストゥルメンタルのおすすめ曲

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インストゥルメンタルのおすすめ曲

音楽は、失恋や喪失のときに心に寄り添ってくれたり、孤独な寂しい雨の夜に沁み入ったり、大事な挑戦の前夜に心を奮い立たせてくれたりと、様々な場面で人生の支えになります。

また、心が疲れているときには、ピアノやギターが奏でる静かな音色が癒しになることも多いのではないでしょうか。

癒しの音楽として個人的におすすめしたいのが、インストゥルメンタルや、映画のサントラです。

インストゥルメンタルとは、声や歌詞のない、楽器だけの音楽を意味します。

歌詞があると、物語の世界に入り込むことができる一方で、どうしても言葉に引きづられるので音楽そのものの世界に入るのが難しくなります。

歌詞の意味の把握や解釈に無意識のうちに頭も使ってしまうので、リラックスしたい、癒しを求めたい、という場合は、なるべくインストゥルメンタルがおすすめです。

この記事では、癒しの音楽として、映画のサントラも含めたピアノやギターのインストゥルメンタル曲を紹介したいと思います。

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haruka nakamura『音楽のある風景』 アルバム『Twilight(2020年)』収録

haruka nakamuraさんは、青森出身、1982年生まれの音楽家。少年期にピアノやギターを学び、2006年より活動開始。

コンピレーションアルバムなどに参加し、高い評価を受けながら、2008年にファーストフルアルバム『grace』を発表。

ピアノやギターを使った柔らかく懐かしい音色が魅力の作曲家です。

この『音楽のある風景』も、壮大ながら寄り添ってくれる優しい音色のインストゥルメンタルです。

haruka nakamura『光の午後』 アルバム『スティルライフⅡ(2020年)』収録

音楽家haruka nakamuraさんのアルバム『スティルライフⅡ』収録の曲『光の午後』。

軽やかなピアノの音色で、光の差し込む日常の光景が目に浮かぶような曲となっています。

キース・ジャレット『I Loves You, Porgy』 アルバム『The Melody At Night, With You(1999年)』収録

キース・ジャレットは1945年生まれでアメリカのジャス・クラシックピアニスト。

ピアノだけでなく、ソプラノサックスやパーカッション、リコーダーなど様々な楽器を演奏します。

この『I Loves You, Porgy』は、1999年にリリースされたアルバム『The Melody At Night, With You』の冒頭曲。一音一音が丁寧に紡がれる、静かな、美しい癒しの音色。

原曲は『ポギーとベス』という1935年に上演されたオペラの挿入歌で、ジャズのスタンダードナンバーでもあります。

キース・ジャレットは、多忙の影響もあり、1996年に慢性疲労症候群を患い、以降活動を休止。

アルバムは、その闘病中の1998年に録音された作品で、闘病を支えた妻に、クリスマスプレゼントとして贈ろうと考え、ジャレットのプライベートスタジオで録音されたそうです。

オーラヴル・アルナルズ『zero』 アルバム『some kind of peace(2020年)』収録

オーラヴル・アルナルズは、1986年生まれのアイスランドの作曲家、演奏家で、アイスランド語でÓlafur Arnaldsと表記します。

デビューは2007年で、様々なジャンルの音楽を手がけています。

音楽については、映画音楽に影響を受けたそうで、また、ジャンルにこだわらない音楽を作りたい、とインタビューで自身の哲学を語っています。

僕はいつもまったくどのジャンルでもない音楽を作りたいと思っているんだ。だから、そういう分類を排除することができたら最高だと思う。ただ単純に「音楽はアート」として認められれば素敵だよね。

出典 : ポスト・クラシカル最注目の一人、オーラヴル・アルナルズ。シガー・ロスらを輩出した「アイスランド」を巡る最新作を語る

また、オーラヴルがおすすめしたいと思うアイスランドの音楽家として、JFDRやÚlfur Úlfur、GDRNといった名前を挙げています。

Akira Kosemura『Light Dance』 アルバム『Tiny Musical(2008年)』収録

Akira Kosemura(小瀬村晶)さんは、1985年生まれで東京出身、エレクトロニカや映画のサントラなどを手掛ける音楽家。

デビューは2007年、オーストラリアの音楽レーベルからアルバム『It’s On Everything』を発表。

ピアノが魅力で、インストゥルメンタルの曲としておすすめの日本の音楽家の一人です。

この『Light Dance』は、デビューから間もない頃に発表された曲で、流れるような軽やかなメロディです。

akira kosemuraさんは、インタビューで、音楽制作について「作る」という感覚ではない、と語っています。

僕の中で音楽を作るっていうのは、音楽を作ってるっていう感覚ではないんですよね。例えば、「Light dance」というピアノ曲も気がついたら出来てたっていう感じなんです。ピアノを弾いてたらいつの間にかA、B、Cくらいまで出来ていて。もちろんそこからはちゃんと作曲しているんですが。

基本的に曲を作る時はピアノの前に座って何も考えないで弾いてるだけなんです。それで出てきたものから作曲していく事が多い。だから音楽を作ってるっていう感覚になっている時は、出てきたものから世に出せるものにする為の準備をしている時なんです。

出典 :【インタビュー】Akira Kosemura

作曲の最初のきっかけとして、空っぽのなかで自然と流れる音を大切にしているのでしょう。

Sakanoshita  Norimasa『Glacis』 アルバム『Horizon(2017年)』収録

Sakanoshita Norimasaさんは、1976年生まれで大阪府出身の日本のギタリスト、コンポーザーです。

幼少期から両親の影響で身近に音楽があり、高校時代には近代音楽に傾倒、大学ではジャズや即興音楽に触れ、ライブ活動を始めます。

ギターをメインに、心地よい風の吹くような静かで緩やかな音楽を演奏します。

岩井俊二『花の季節』 アルバム『H&A(2004年)』収録

インストゥルメンタルと言えば、映画のサントラも欠かせません。

サントラには、主題歌以外に、歌詞のない静かな曲が使われることも多く、自然と物語の世界にしてくれます。

岩井俊二監督は、自作の作品に関して、ときどき自分自身で作曲する場合もあり、2004年公開の映画『花とアリス』の音楽も制作しています。

映画の雰囲気ととても合う優しい音色で、孤独な夜にもおすすめの曲です。

岩井俊二『花とアリス』予告編

この『花とアリス』のサントラ制作の際には、岩井監督の好きなイタリアの作曲家で『ニューシネマパラダイス』の映画音楽を作ったエンニオ・モリコーネの曲をだいぶ聴き込んだそうです。

坂本龍一『Merry Christmas Mr.Lawrence(戦場のメリークリスマス)』 アルバム『tokyo 042909(2009年)』収録

映画サントラの代表曲と言えば、坂本龍一さん作曲の『戦場のメリークリスマス』の曲も挙げられます。

ピアノの軽やかな美しい、そして少し寂しい音色。坂本龍一さんは、この曲に関し、西洋でも東洋でもない、どこでもないどこか、いつでもない時間、というのをコンセプトに作ったと語っています。

映画は、1983年公開の大島渚監督作品で、日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの合作映画です。

英国アカデミー賞の作曲賞を受賞。サントラのアルバムには他にも多数収録され、この一曲目の曲(『Merry Christmas, Mr. Lawrence』)がもっとも有名です。

映画『戦場のメリークリスマス』予告編

Relax α Wave『いのちの名前 (ピアノ)』 アルバム『ぐっすり眠れるα波 ~ ジブリ ピアノ・ベスト(2014年)』収録

日本のサントラというと、ジブリ映画とのタッグでも有名な久石譲さんも代表者の一人です。

この『いのちの名前』は、久石譲さん作曲の『千と千尋の神隠し』のテーマソングで、これはそのピアノバージョンです。

ジブリのサントラのピアノバージョンというのも、おすすめのインストゥルメンタル曲です。

ドビュッシー(ピアノ演奏 : 辻井伸行)『月の光』 アルバム『月の光 〜 辻井伸行 plays ドビュッシー(2013年)』収録

クラシック曲では、印象主義音楽のドビュッシーの代表曲『月の光』。

聴いていると月の灯りが映像として浮かぶような幻想的な曲で、この曲の演奏は日本のピアニストの辻井伸行さんです。

ひとりの夜に、ゆったりとした心地で聴きたい一曲です。

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