ヨルシカ

ヨルシカとライブのアンコール

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ヨルシカとライブのアンコール

ヨルシカはボカロPとしても活動しているn-bunaと、女性ボーカリストのsuisによる、二人組バンドです。

個人ではなく一つの作品を表に出したい、先入観で聴いてほしくない、という理由から、顔写真や年齢などは非公表となっています。

このヨルシカというバンド名は、1stミニアルバム『夏草が邪魔をする』に収録された『雲と幽霊』の歌詞の一節である「夜しかもう眠れずに」に由来します。

ヨルシカのn-bunaさんは作品の世界観を非常に大切にし、ヨルシカというバンドも、曲やアルバムも、一つの世界として完結することを大事にしているとインタビューで語っています。

僕はヨルシカの作品を、映画や小説と同じようにただ1つの作品として観たり聴いたりしてもらって、そこで思ったことや感覚を持ち帰ってほしい。昔からそういう意識なんですよね。もし僕がこの作品のリスナーだったら、作ってる本人たちには作品より前に出てほしくない。出てたら僕は冷めてしまうんですよ。(n-buna)

出典 : ヨルシカ  スランプを抜け出した先でn-bunaが見た世界

MVも、芸術性の高いものが多く、自分たちが表に出ないことで一つの世界、一つの映像作品として味わってもらえるものにしたいとのこと。

このこだわりは、ライブでも発揮され、参加されたファンが手拍子してアンコールを求めても再登場はなかったようです。

アンコールをしない理由も、ヨルシカのライブというのを一つの作品として表現したい、味わってほしい、というのがあるからだという風にn-bunaさんは先ほどのインタビュー(まさに2ndアルバム『負け犬にアンコールはいらない』のインタビュー)のなかで語っています。

僕は予定調和なアンコールって好きじゃないですし、セットリストで1本のコンセプトを完結させて終わり、というライブがしたいタイプなので。

出典 : ヨルシカ  スランプを抜け出した先でn-bunaが見た世界

これは哲学であると同時に反骨心のようなn-bunaさん自身の性格上の問題でもあるそうで、(もう一曲でもいいから聴きたい、という心情も理解できますが)これが「ヨルシカ」なのでしょう。

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